アフリカ料理の会

2019年01月16日 印刷

 連休初日の1月12日、福井県社会福祉センターで「アフリカ料理の会」が開かれました。母親に抱かれた幼子から学生、シニアまで、まさに老若男女約60名が集い、タンザニア、セネガル、日本の料理を堪能し、クイズや映像でアフリカ文化を満喫しました。
 この会は、タンザニアの電気が使えない農村に、太陽光発電所を作ろうと設立された「福井・タンザニア姉妹村協議会」が主催し、講師に福井大学在学中のJICA研修員ザワディ・アタナス・マチャさんを迎えました。また、青年海外協力隊として活動されたJICA北陸 福井デスクの竹本さんが、赴任地のセネガルの炊き込みご飯「チャブジェン」を紹介し、協議会の皆さんは豚汁、手打ちそば、おろしもちの調理を担当しました。
 タンザニア出身のザワディさんは、トウモロコシといもの粉を練って作る「ウガリ」、野菜サラダ「カチャムバリ」、バナナとココナッツのカレーなど家庭料理7品を教えてくれました。白く出来上がるはずのウガリが焦げて茶色になったり、青バナナの皮をむくのにてこずったりしながら、ようやく料理が完成。赤玉ねぎ、トマト、バナナの風味を生かした味付けで、ヘルシーで美味しいと参加者の評判も上々でした。
 今回のイベントは、タンザニア一人旅を経験したことのある福井大学生、坂本さんが企画・進行に携わり、Facebookから参加申し込みが出来る手軽さもあり、多くの学生が参加しました。また、料理に関心のある主婦、アフリカでボランティア活動をした元青年海外協力隊、節電など環境問題に取り組んでいる団体など多種多様な層の人々が集まり親交を深めました。
 協議会は現在、タンザニアの首都ドドマに太陽光発電所を設置する計画を進めています。このプロジェクトに興味のある方は、福井・タンザニア姉妹村協議会(TEL:0776-30-0092)までお問い合せ下さい。

 

 

ザワディさんの指導でタンザニア料理に挑戦する参加者

 

セネガル料理を紹介するJICA北陸福井デスクの竹本さん

 

打ち立てのそば、自家製味噌の豚汁、つきたてのおろしもちの味は格別!!

最後にタンザニアの国旗をもって記念撮影!

 

青バナナは東京からお取り寄せ。バナナの皮を剥くのに一苦労しました。 牛肉と鶏肉、野菜をたっぷり入れた米料理「ピラウ」。お祭りに食べるそうです。
ピラウに添えて食べるサラダ「カチャムバリ」。となりは茹でバナナ。サツマイモに似た味がしました。 セネガルの魚と野菜の炊き込みご飯「チャブジェン」。今回はあじを使いました。

バナナとココナッツのカレー

 

奥がトウモロコシといもの粉を練って作った主食のウガリ。本当は白いそうです。手前が小豆ソース。
朝食に食べるバナナスープ。じゃがいも、赤玉ねぎ、人参など野菜たっぷり。 茹でたほうれんそうと千切りキャベツで作った温野菜「グリーンベジ」
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