「グリフィス記念館で体験型科学実験」開催

2019年10月30日 印刷

 NPO法人ふくい科学学園は、科学の面白さを伝え、理解を深めてもらい、科学の考え方を伝承することを目的に、子どもを対象に科学実験教室などの事業を行っています。またその教室では、高齢者のボランティアスタッフが活躍し、生きがいづくりや、世代間交流の場となっています。

 1019()20()、昨年・一昨年に続き、福井市のグリフィス記念館で実験教室を開催しました。グリフィスは明治の初め福井藩に招かれ、福井の青少年に理化学実験を指導しました。その流れを今は、ふくい科学学園が受け継いでいます。

 親子連れの参加者は、「摩擦のない運動の実験」「人工雪生成実験」「見るカメラの製作」などのコーナーを自由に廻って実験を体験していました。各コーナーの講師はシニアのボランティアスタッフが担当し、慣れた手つきで実験と説明にあたりました。実験の資材は、身近にあるものを利用したものです。ヨーグルトの容器の中に人工霜の結晶ができ、日本酒の紙パックでカメラが製作できるのです。(この紙パックは県内の有名酒蔵からお酒を詰める前のものを提供して頂いたそうです。)私たちの生活すべてが科学と結びついていることをあらためて感じました。

 参加した子どもは、「理科が大好き。科学実験できる場所があることがわかって良かった。また、来たいです。」と満足そうでした。ふくい科学学園の香川喜一郎理事長は「条件を変えながら繰り返し実験することで、子どもに科学への理解を深めてもらいたい」と話されていました。

グリフィス館

グリフィス館

摩擦のない運動

摩擦のない運動実験

人工雪生成実検

人工雪生成実験

人工雪生成実験

全体の様子

全体の様子

見るカメラ

見るカメラ

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