フェイスシールドを製作して無償提供

2020年08月19日 印刷

 「福井災害情報」をご存知ですか。(一社)防災ジャパンの横田さんが運営している福井県内各地の災害情報や交通情報をフェイスブック(FB)で発信するグループが「福井災害情報」です。2018年2月に福井県が大雪に見舞われた時から情報を発信し、現在は約9,730人が登録しています。

 メンバーは今回、新型コロナウイルスの感染防止のため、顔全体を覆う「フェイスシールド」を手作りし、福井赤十字病院、いなだクリニックなどの医療機関、理容院、介護施設に届けました。会員らから寄付を募り、購入した3DプリンターでPET(ポリエステル)材料をカットしホチキスで留めて作ります。

 代表の横田さんは「新型コロナウイルス発生以来、フェイスブック上の会員からは、様々な不安を訴える投稿がありました。医療機関の負担増を訴える投稿、または医療従事者から、感染が怖いという投稿が多くみられ、最前線で働く方の力になればと始めました。寄付してくださった方、材料調達してくださった方、加工してくださった方、多くの方の協力のおかげ」と、話していました。

  他にもコロナ禍のなかで医療従事者に感謝を示すポスターを配布したり、運動不足を解消し体力をつける「44日間つなげる元気バトン」、心を落ち着かせるためのミュージックエール「~音楽でえがおに~」を発信し、市民に情報と励ましを届けています。

県内各所に1,800枚を提供

フェイスシールド完成品

フェイスシールドの材料と製作図

福井銀行はじめポスターを200枚配布

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