ボランティア講座 ー地域で活き生き暮らすためにー

2016年02月17日 印刷

 気軽にボランティアに参加できるようにと、福井市社会福祉協議会ボランティアセンター主催でボランティア講座入門編〝実技編″が開催されました。
 最終日の2月6日(土)は実技編の「趣味を活かして気軽にボランティア」をテーマにした講座となりました。

 特別養護老人ホーム HOME TOWN コスモスの副施設長 村崎 優さんが施設の概要や特徴を説明され、家庭的な生活が送れるような環境作りや地域の方との交流、行事の参加などが、入居者には大切であると参加者にわかりやすく伝えていました。
 また、HOME TOWN コスモスでは初めてでも安心してボランティア活動ができるように、内容やポイントの説明に配慮しているとのことでした。

 そして、コスモスで実際にボランティア活動をされている奥谷 崇さん、布おもちゃを作成し、貸出ししているボランティアサークル「おもちゃ箱の会」代表の野村 文子さん、お二人の活動のお話がありました。
 奥谷さんは「おくちゃんタイム」と称し、コスモスの入居者の方にギター演奏、歌、クイズでは、みんなで楽しく誰でも参加できる用に工夫されており、挨拶には必ず季節のことをとり入れ、絵本の読み聞かせやクイズにはオリジナルでパワーポイントで原稿を作成し、スクリーンで表示するよう考えたそうです。そうすると、みんなの目が輝いて参加の意欲が高まったとのことです。奥谷さんは、もっと自分を高めたい、自分を生かして成長したいと思いボランティア活動を始められそうで、ボランティア活動は自分の好きなことを活かすともっと楽しくなると話されました。受講者の皆さんには、施設に気軽に足を運んでもらいたい、入居者の方との出会いは自分の宝物になるので、心をスッキリして活動を続けて欲しいとのことでした。

 「おもちゃ箱の会」の野村さんは30年程活動をされており、いつもメンバーと楽しくおしゃべりしながら布おもちゃを作成されています。布おもちゃは、赤ちゃんからお年寄り、ハンディキャップをある方も一緒に遊べる心のこもった温かいものです。布絵本やパズル、スナップやマジックテープを使ったものなどたくさんの工夫された作品を持ってこられました。どれも細部までこだわった大作ばかり。布おもちゃは、認知症の方も声を出してうれしそうにおもちゃを手に取ってくれるなど、子どもはもちろん幅広い方に愛されていることがわかりました。

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