養浩館庭園 池清掃ボランティア

2022年06月15日 印刷

 6月5日(日)、養浩館庭園で池清掃ボランティアが行われ、20名が参加しました。

 活動前に、講師から養浩館の歴史や構造、水路などについて説明が行われました。また、庭園にある石は大切な歴史的財産のため持ち帰ることは禁止されているとの説明に、参加者はとても驚いていました。

 庭園の説明を受けながら、活動場所となる池へ移動すると、池の水は全て抜かれており、普段は池の底に沈んでいる真っ白な石が参加者を出迎えました。水が無い池の姿を初めて目にした参加者は「わー!すごい!」と驚きの声を上げていました。

 作業時間になると、大人はしゃがみこんで汗を流しながら落ち葉を拾い、子どもたちは池の中央に残っていた水たまりで、落ち葉と一緒に魚やアメンボを捕まえて大はしゃぎ。清風吹き込む庭園に、なんとも微笑ましい光景が広がっていました。

 親子で参加された方は、「学校が午前中で終わるので、午後はどこか行きたいねと友人家族と話していた時にこのボランティアを見つけ参加しました。私は県外から嫁いで来たので、こういった活動を通して福井の歴史を知ることができて、とても嬉しいです。」と笑顔で話してくださいました。

 約2時間の作業が終わると、池には再び水が流し込まれました。涼やかな水の流れに大人も子どもも大喜びで指先を水の中に浸していました。

 池の水が戻るまで約1週間かかるそうです。一段と美しくなった庭園を見に、ぜひ足をお運びください。

講師から養浩館庭園について説明

水が抜かれた池

水たまりにはアメンボや小さな魚がいました

活動の様子

戻る