福井ユースセンタースプラウト~高校生の第三の居場所~

2025年12月02日 印刷

 家でも学校でも塾でもない第三の居場所、10代が思い思いに過ごせる場所。小さな子どものための児童館とは異なるその場所を「ユースセンター」といいます。福井では、教育施設が集中する文教地区に、一般社団法人mummが「福井ユースセンタースプラウト」を立ち上げ、週3回活動しています。午後4時半~同9時に無料で利用でき、自習スペースも備えています。そこで活動する大学生や社会人ボランティアはユースワーカーと呼ばれており、活動曜日ごとにおしゃべりが上手、ゲームの腕前がすごいなど、特色のあるユースワーカーが常駐しているので、その曜日をめがけて来所する高校生もいるそうです。ゲームをしたり、相談に乗ってもらったり、子どもたちがふらっと立ち寄れる身近な選択肢の一つとなっているようです。今年度6,7月の延べ利用者は100名を超え、活動が浸透していることが伺えます。
   これまで利用した学生からは「学校も学年も違う人たちと交流できていい」「大学生(ユースワーカー)はすごく上の存在だと思っていたけど、同じ感覚だとわかった」「自由な雰囲気が心地よく、何も考えずに楽しめる」などの感想があり、年齢の近いボランティアと関わることで解決することは多いと思います。この施設への物的支援・運営支援が増え多くの10代にとって自由な居心地の良い場所となることを願います。
 令和8年1月31日(土)には福井ライフ・アカデミー(県生涯学習センター)で〝「居場所がひらく若者の未来」多忙な福井の高校生とつくる〖余白〗と〖関係性〗〟と題して講演を行うそうです。関心のある方はお話を聞いてみてはいかがでしょう。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

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